Intel=腸内細菌叢
ほぼすべてのPCに搭載される膨大な数のプロセッサがPC業界の新陳代謝を促す
腸内細菌叢(もっと適切な呼び名は腸内微生物叢)は、このリストで最も魅力のない生き物に思えるかもしれない。あるいは、最もちっぽけな生物だろう。
しかし、PCとサーバのエコシステムの生命、そして現在の近代的なクラウドのコンピューティングインフラストラクチャにとって、これほど不可欠な存在はない。
腸内細菌叢は臓器そのものではないが、動物や人間の消化管での食べ物の代謝に欠かせないものだ。同様に、ディスクリートグラフィックスや通信チップセットといったIntelのマイクロプロセッサなどの実現技術も、現存するあらゆるコモディティコンピューティングシステムの頭脳と内臓として機能している。デスクトップPCやノートPCから、極めて大規模なエンタープライズデータセンターやスーパーコンピューティングクラスタ、ハイパースケールクラウドプロバイダーでミッションクリティカルなワークロードを実行する超高性能サーバまで、さまざまなシステムの動力源だ。
腸内細菌叢と同様、Intelは現存する最も共生的な企業である。魅力的ではないかもしれないし、同社の製品はほとんど目に見えない。しかし、Intel製品がなければ、IT業界の大部分は成り立たない。
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