TypeSnippetsは、頻繁に入力する文字列を登録しておき、ワンタップで入力できるようにするキーボードアプリだ。省入力ができるアプリとして代表的な「TextExpander」の場合、アプリがTextExpanderに対応していないと、使用中のアプリ内から直接TextExpanderに登録してあるスニペット(文字列の組み合わせ)を呼び出せないが、TypeSnippetsの場合は、キーボードなので、どのアプリでも呼び出せるのが便利だ。
無料版では、最大3つまでのスニペットしかキーボードに登録できないが、TwitterまたはFacebookでTypeSnippetsの情報をシェアすると、4つ分のスニペットを追加登録できる。また、有料オプションを購入すれば、登録できるスニペット数は無制限になる。
初めてTypeSnippetsを起動すると、「Home」と「Email」というスニペットを登録するように求められる。最も頻繁に使う可能性のある住所とメールアドレスを最初に登録しておくと便利だということなのだが、これは後で削除して別のスニペットを登録することもできる。
スニペットの編集は、TypeSnippetsアプリ上で行う。スニペットを新規登録するには、「Create a Snippet」をタップする。スニペットの種類が表示されるので、一覧から選択するか、「New Blank Snippet」をタップし、アイコンを自分で選択したり、ラベルを入力したりして自由に作成したりできる。スニペットには、改行を含められ、この点は標準キーボードのユーザー辞書登録とは異なる。メールの署名やメールの定型文、メッセージの決まり文句などをあらかじめ登録しておけば片手だけでメッセージの入力が済むようになるなど、手間が省けるようになる。登録したスニペットが、どのようにキーボード上に表示されるかは、「Preview Keyboard」画面で確認できる。
現在のTypeSnippetsは、白を基調とした明るいデザインだが、今後は暗いテーマも選択できるようになるようだ。また、iPadとの同期機能の追加も予定されている。いずれの機能も、「Upgrade」画面に「Coming Soon」と表示されているため、有料オプションとして提供されるのかもしれない。いずれにしろ、3つ分のスニペットでも入力に必要な時間が短縮されるので、インストールしておくのがいいだろう。
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