レノボは、Intelの「Xeon E3-1500M v5」プロセッサを搭載する「ThinkPad P50」と「ThinkPad P70」を発表した。
この発表に先立ち、Intelは「Xeon」ベースのノートPC向けプロセッサを初めて提供することを明らかにしていた。Xeon Processor E3-1500M v5シリーズには、新しい14nmアーキテクチャ「Skylake」が採用されている。
Xeonプロセッサは、長らくサーバや法人向けPCに採用されてきた。しかし、一般ユーザーがXeonの性能とセキュリティ機能を利用するには、EurocomなどのカスタムPCメーカーから、Xeonチップを搭載した大きめのノートPCを購入するしかなかった。
レノボはP70について、メディア、エンターテインメントから石油、ガスまで、幅広い業界のプロフェッショナル向けに設計され、DDR4 ECCメモリを最大64Gバイトまで搭載できる17インチのモバイルワークステーションだと喧伝している。
一方のP50は、レノボによるとこれまでで最薄で最軽量のモバイルワークステーションであり、15.6インチのUHD 4Kディスプレイを搭載し、ユーザーから最も求められる独立系ソフトウェアベンダ(ISV)によるアプリケーションの動作が保証されているという。
両モデルはいずれも、「NVIDIA Quadro」シリーズのGPUを搭載し、X-rite PANTONEカラーキャリブレーション機能を備える。
Intelは先週、Xeonプロセッサを搭載するモバイルワークステーションの見込みに関して「(現時点で明かせるのは)ほんのさわりだけ」と述べていた。
レノボが新しく投入するモバイルワークステーションのThinkPad Pシリーズは、2015第4四半期に発売される予定だ。価格は、P50がメーカー希望小売価格1599ドルから、P70が同1999ドルからとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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