報道によると、Twitterの元最高経営責任者(CEO)Dick Costolo氏が同社役員を退任する計画だという。
The New York Times(NYT)が報じたところでは、Costolo氏は2015年いっぱいかTwitterが新たなCEOを任命した時点で役員会を去るという。一方Re/codeは、同氏は新CEOが見つかった時点で退任するとしている。これらの記事はどちらも匿名の情報源の話を引用している。
NYTによるとCostolo氏は、6月にCEO辞任が発表されて以来ずっと役員会を去ることを考えていたという(Re/codeは、その時から具体的な計画があったとしている)。
だがCostolo氏は、Twitterが米国金融市場からの圧力を感じているこの時期、新CEOへの移行をできるだけ円滑に進めるため、役員には残ることを選択した、とNYTは伝えている。
報道されている件は、2013年の株式公開以来なかなか投資家を満足させられずにいるTwitterの打ち出した新しい動きとも言える。アナリストは同社が新製品の展開や新規ユーザーの獲得に成功していないと指摘しており、投資家たちはCostolo氏のCEO辞任を求めていた。
Re/codeは、おそらく9月までには新CEOが着任するだろうと報じた。現在はTwitterの共同創立者Jack Dorsey氏が暫定CEOを務めるが、一部では同氏がフルタイムのCEOに戻りたがっているとも言われる。ただ、Dorsey氏はTwitterの次に自身が設立したモバイル決済企業、SquareのフルタイムCEOの職を離れるつもりはないとも語っており、報道によると、現在SquareはIPOの準備を進めているという。Twitterの役員会は、後任CEOがTwitterサービスの運営に「フルタイムで専念する」必要があると述べた。
新CEOの候補とされる人々のリストには、現在Twitterでグローバル収益担当プレジデントを務めるAdam Bain氏も含まれる。
このような役員会の異動の可能性については、既にBloombergとThe Wall Street Journalも報じていた。
Twitterは、この件についてのコメントを拒否している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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