AT&T、DirecTVの買収を完了--有料テレビで米国最大手に

Marguerite Reardon (CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年07月27日 07時55分

 米通信大手AT&Tが、同国最大の有料テレビプロバイダーとなった。

 AT&Tは米国時間7月24日、衛星テレビ放送大手DirecTVの490億ドルでの買収が完了したことを認めた。


提供:AT&T

 AT&Tのブロードバンドおよびワイヤレスサービスに、DirecTVの米国全域にわたる衛星テレビサービスが統合されることで、ブロードバンド、エンターテインメント、および通信サービスを手掛ける有力企業が誕生する。AT&Tは、ナショナルフットボールリーグ(NFL)の試合のパッケージなど、DirecTVのコンテンツ契約を利用できるほか、それらのサービスを米国内のすべての人々に提供できるようになる(AT&Tの動画サービスは、数州でしか提供されていない)。より多くのコンテンツがモバイル機器に配信されるようになっているため、動画に関するDirecTVの提携は中核的な要素となる可能性がある。

 AT&Tの最高経営責任者(CEO)を務めるRandall Stephenson氏は声明で、「われわれは、競合企業とは一線を画した多様な機能と事業を展開する、これまでとは根本的に異なる企業に生まれ変わった」と述べた。

 買収が完了したのは、米連邦通信委員会(FCC)が24日、委員5人の投票によって合併が承認されたことを発表して間もなくのことだった。米司法省も先週、この合併に異論はないと述べていた。FCCも司法省も、2番目の規模を誇る無線通信事業者によるDirecTV買収に一部懸念を示してはいたが、買収に反対するほど大きな懸念ではなかった。懸念の緩和を目的に、FCCはこの合併にいくつかの条件を課している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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