クリプトンは、ハイレゾ音楽配信サービス「クリプトン HQM STORE」で、DSD音源の提供を開始すると発表した。
8月7日に、「驚異のデュオ」(ベルリン・フィルハーモニック・デュオ)、「遠山慶子 Plays ドビュッシー&ラヴェル」(遠山慶子)、「ロッシーニ:3つの弦楽ソナタ」(ベルリン弦楽合奏団)の3タイトル、8月22日に、「ショパン:ノクターン選集」(遠山慶子)、「ブラームス:チェロ・ソナタ第2番他」(ノータス&井上直幸)、「ドヴォルジャーク:交響曲第9番『新世界より』」(尾高忠明指揮 東京フィルハーモニー交響楽団)の3タイトルの計6タイトルを、DXD形式によるDFF 2.8MHz/1bitのDSDタイトルとして、提供する。税別価格は各3300円。
いずれも、クリプトンの「オリジナルマスター・シリーズ」としてリニアPCM配信していたタイトルに、DSD方式を追加するもの。これにより同じ楽曲を好みのファイル形式で選択できるようになる。
また、FLAC 192kHz/24bit形式による新タイトルとしてカメラータ・トウキョウの「エリック・サティ」(高橋アキ)を最新デジタル録音として、7月25日に配信する。税別価格は3500円。8月7日には、オリジナルスタジオマスター・シリーズとして「ハイレゾコレクション-2(エレキサウンズ)」、「ハイレゾ・コレクション-33(ヒット歌謡&スタンダード)」(寺内タケシとブルージーンズ)、「カントリー・ミュージック」(石田新太郎)、「3オクターブの証明」(ジョー山中)などもリリースされる。
クリプトンの代表取締役である濱田正久氏は「クリプトンでは、音楽をいろいろな方法で提供できるようにしていきたい。またいい音で聴いてもらうことも大事だが、もう1つ、今ある音をより良い音で聴いてもらえることもとても大切。今ある環境をよくすることで、ハイレゾ音楽配信に行き着いてもらいたい。今後も特徴のある音楽配信を目指す」と話した。
あわせて、2014年7月に発表したクラウド型音楽配信サービス「クリプトン HQM クラウド・プレーヤー」(HQM クラウド・プレーヤー)を、iPhone 4/5/6にも対応すると発表した。HQM クラウド・プレーヤーは、画面サイズの大きさとRetinaディスプレイの解像度をいかし、ブックレットがきちんと認識できる、iPad対応としてきた。
今回新たにiPhone 4/5/6に対応するため、操作キーの数を押さえ、シンプルなユーザーインターフェースを採用。8種類の壁紙を用意し、好みによって、変更できる仕様とした。
iOS 7以降の端末で使用でき、すでにApp Storeで提供を開始してる。クリプトンでは当面は無料で提供するとしている。
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