Qualcommは米国時間7月22日、同社第3四半期決算(6月28日締め)を発表し、純利益が12億ドル(1株当たり73セント)であったことを明らかにした。非GAAPベースの1株当たり利益は99セント、売上高は58億ドルだった。ウォール街の予想は1株当たり利益が95セント、売上高が58億5000万ドルだった。
Qualcommは、中国の国家発展改革委員会(NDRC)から前四半期に独占禁止法違反をめぐる調査で9億7500万ドルの罰金を科されたが、その影響をまだ脱していない。
第3四半期決算報告書の中でQualcommの最高経営責任者(CEO)を務めるSteve Mollenkopf氏は、同社が「Strategic Realignment Plan」(戦略的再編計画)として決算と同時に発表した計画について、詳しく説明した。同計画には、常勤者の15%の削減など、さまざまなコスト削減策が盛り込まれている。
Qualcommは、Palo Alto NetworksのCEOを務めるMark D. McLaughlin氏とFox Networks Groupの元CEOのTony Vinciquerra氏を迎えて、取締役会も強化する。
しかし、Qualcommは、この再編計画によって3億5000万~4億5000万ドルのコストが発生し、それが第4四半期の決算に影響を及ぼすことを認めた。
Qualcommは第4四半期の見通しを下方修正し、売上高を47億~57億ドル、1株当たり利益を75~95セントと予想した。
同社は下方修正の理由の1つとして、半導体事業の見通しを下げたことを挙げた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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