Amazon Web Services(AWS)がAppThwackを買収したことが新たに明らかになった。
2012年に創設されたAppThwackは、オレゴン州ポートランドを拠点とし、「iOS」「Android」用アプリやウェブアプリ開発用の自動化ツールやサービスを開発、提供する新興企業だ。
AppThwackは米国時間7月14日、同社ウェブサイトでこの買収を認めた。買収の金銭的条件は明らかにされていない。
AppThwackはスタンドアロン製品の運用を停止する予定で、9月1日以降はサービスが閉鎖され、利用できなくなる。
もっとも、AppThwackは既に、クラウド大手AWSが13日に開始した新プログラムの根幹をなすサービスとして、本格的に稼働している。
「AWS Device Farm」と呼ばれるこのサービスは、開発者が200種類以上のモバイル端末やOSを対象に、Androidや「Fire OS」アプリの品質を「AWS Cloud」でテストできるようにすることが目的だ。
AWS Device Farmは既に稼働しており、開発者は直ちにテストを開始できる。
料金はデバイス分(device minute)単位で課金され、無料トライアル期間は250デバイス分まで利用できる。トライアル期間の終了後は、1デバイス分あたり17セントを支払う。
また、サポート対象のAndroidやFireOS端末を対象に、月250ドルの定額料金でテストできる無制限プランもある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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