Facebookが、新しい仮想アシスタント「Moneypenny」をテスト中だという。Moneypennyは、他のFacebookユーザーとチャットできる「Messenger」アプリの中で動作する。詳細は不明だが、同サービスでは特に商品やサービスの購入などに際して、実際の人間がユーザーの質問に答えたり調査を手助けしたりするという。The Informationが米国時間7月14日に報じた。
Appleの「Siri」、Googleの「Google Now」、Microsoftの「Cortana」など、複数の大手企業が既に、携帯端末向けに独自のデジタルアシスタントを導入している。しかし、これらのアシスタントは機械が主導するものであり、役に立つどころかいらいらさせられる場合もある。Moneypennyでは、実在する人間が要求に応じるため、そのような不満がかなり解消される可能性がある。しかしFacebookは、他のいわゆる「コンシェルジュ」サービスとも一線を画すつもりだ。The Informationは、そのようなサービスとして、「Magic」「Operator」「GoButler」「Fetch」を挙げている。これらのサービスはすべて、実際の人間、または人間と技術の組み合わせとの通信手段としてテキストメッセージを採用し、企業とのやり取り、商品やサービスの注文、その他の取引の実行に関する支援を提供している。
リリース日は明らかにされていないが、現時点ではFacebookの従業員らが同製品を試用していると報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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