UQコミュニケーションズは7月14日、4月より運用を開始した「3日間で3Gバイト」による速度制限について、今後の対応を発表した。
同件は、混雑回避のための速度制限(3日間で3Gバイト以上利用時)として、「前日までの3日間のデータ通信量が3Gバイト以上となった場合、通信速度に制限がかかる」と呼びかけていたもの。しかし、対応するギガ放題プランなどの開始初期の広告などでは、一見すると上限無しとも取れる状態で発表していたこともあり、これが一部ユーザーの間で混乱を招いていた。
同社によると、2013年10月のWiMAX 2+サービス開始時に、2015年4月から「3日間で1Gバイト」を超えたユーザーに対し、“速度制限”と呼ばれる規制の導入を案内。そして、2015年1月の220Mbpsのサービスを実現する「ギガヤバ革命」の発表時に、「3日間で3Gバイト」を超えたユーザーに対する速度制限の導入を案内していたという。
ユーザーの利便性と電波の公平な利用のバランスを勘案した結果、速度制限の対象を当初案内していた「3日間で1Gバイト」ではなく、その3倍となる「3日間で3Gバイト」に拡大し、かつ規制後の速度についても、YouTubeの動画の標準画質レベルが視聴できる速度を基準とした運用にしていたとしている。
UQコミュニケーションズでは、運用開始後、ユーザーから広告表現などについて数多くの意見や要望があったとし、今後の広告表現などについて、より分かりやすく誤解のない内容に速やかに改善していくとしている。
さらに、「3日間で3Gバイト」超の規制方法については、より利便性の高い運用方法を検討するとしながらも、準備が整うまでは「3日間で3Gバイト」で運用し、規制後の速度については現行よりも速度を上げ、規制後の不便を緩和する方向で運用していくという。
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