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ピクスタ、台湾拠点を設立--「日本人モデル画像」のニーズ高まる

井指啓吾 (編集部)2015年07月15日 10時00分
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 画像素材販売サービス「PIXTA」を運営するピクスタは7月15日、台湾でのサービス需要の高まりを受け、同国営業拠点を7月7日に設立、同16日に業務を開始すると発表した。本社からスタッフを1人派遣し、台湾市場を調査、開拓する。現地採用も予定しており、現地に根付いた営業活動でアジア展開を加速させたい考えだ。

 今後、SEOやウェブ広告による集客、認知度を高める活動に加え、現地に適したマーケティング活動、台湾企業が経費として素材を購入するために必要な「發票(政府指定の領収書)」や台湾ドル決済への対応などを進める。なお7月16日には、PIXTAの台湾版サイトで日本特集ページを公開する予定だ。

 同社は2013年7月にPIXTAの英語版、同12月に中国語版(繁体字版、簡体字版)を開始。同11月に設立したシンガポール法人をアジア展開の拠点とし、ローカルコンテンツを拡充している。その中で、台湾での利用が増加傾向にあるという。同社によれば、「2014年1月~6月」と「2015年1月~6月」の期間で、台湾での購入数(素材のダウンロード数)が5倍に増えているそうだ。

 また、同社が台湾でのサービス利用者73人を対象に実施したヒアリング調査の結果、ファッションや美容などライフスタイルの親和性の高さから、「日本人モデル素材」のニーズがあることが判明。その一方で、実際に使用されているストックフォトは欧米素材が中心であり、現地のニーズに応えられていないことがわかったという。

  • ピクスタによる調査結果

  • 台湾でよく購入されている日本人モデルの写真と、日本の観光地や食べものの写真

 台湾で購入されている“日本人イメージの素材”は「人物」が多く、特に「家族」を連想させるものや、「美容」に関連した素材が多いという。同社では、台湾では日本の芸能人が起用された広告が街中にあるほか、日本のファッション誌がコンビニや書店に多く並んでおり、日本の化粧品や美容品も人気があるとし、「こうした日本の美容文化や憧れを背景に『マーケットにおいて日本人イメージの方が好まれる』という一定のニーズがある」と推測している。

 風景や食のイメージ素材は、訪日客需要(インバウンド)の影響もあり、「東京」「富士山」「北海道」といった人気の観光地、「カニ」「ウニ」などの海鮮や、「寿司」「天ぷら」「ラーメン」「味噌汁」など人気が高いとされる日本食のイメージが多く購入されているという。

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