アンケート作成ツールのSurveyMonkeyは米国時間7月7日、同社最高経営責任者(CEO)にHewlett-Packard(HP)のソフトウェア事業を監督してきたBill Veghte氏が8月3日付で就任することを発表した。
HPの最高幹部の1人だったVeghte氏は、「新たな機会を追求」するためにHPを去ることを先週明かしていた。
SurveyMonkeyは声明の中で、「Bill Veghte氏は洞察力とエネルギーに溢れたリーダーで、SurveyMonkeyの世界的な規模と収益性を活かして、より大きな事業に育ててくれると取締役会は判断した」と述べた。Veghte氏は同社の取締役会にも加わる。2010年にHPに入社する前、Veghte氏はMicrosoftに20年間勤めた。
SurveyMonkeyは6日、Facebookの最高執行責任者(COO)を務めるSheryl Sandberg氏が取締役会に加わったことも明かした。Sandberg氏の亡夫のDavid Goldberg氏はSurveyMonkeyのCEOを6年間務め、同社の評価額を20億ドルまで高めた。Goldberg氏は5月、休暇中に運動をしているときに倒れて、47歳で亡くなった。
Sandberg氏は6日の声明の中で、「Daveが6年前にSurveyMonkeyに入社して以来、私は彼と彼のチームが使命の実現に取り組むのを見てきた。その使命とは、人々がよりよい決定を下せるように支援することだ。私は取締役会、そして、この素晴らしいチームとともに働き、今後何年にもわたって人々の働き方に影響を及ぼす永続的な企業を構築するというDaveのビジョンの実現に貢献することを楽しみにしている」と述べた。
Goldberg氏の経歴は長く、多様性に富んでいる。SurveyMonkeyのCEOに就任する前は、Capitol RecordsやYahooなど、さまざまな企業で働いた。SurveyMonkeyでは、CEOとして、従業員数約500人の企業を監督した。同社は成長を遂げ、認知度の高いウェブベースの調査プラットフォームになった。同サービスは、世界中で2000万人以上のユーザーに利用されており、1日当たり280万件の回答を受信している。1カ月に実施される調査件数は47万3000件だ。
Goldberg氏とSandberg氏は2002年に交際を開始し、2年後に結婚した。2人とも仕事で成功を収めていたが、Sandberg氏は2人で家事を分担していることについて、よく話していた。2人のパートナーシップは自分の仕事の成功にとって重要なものだ、と同氏は語っていた。
SurveyMonkeyはLyra HealthのCEOを務めるDavid Ebersman氏を取締役に任命したことも発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」