キングジムは7月7日、タッチパネルを採用し、手描きメモ機能などを搭載したデジタル名刺ホルダー「ピットレック」シリーズの新製品「DNH20」を8月28日に発売すると発表した。希望小売価格は税別3万7000円で、初年度は1万5000台の販売を目指す。
ピットレックは、本体内蔵のカメラで名刺を撮影し、名刺情報の管理から活用までを1台で可能にするデジタル名刺ホルダー。新製品となるDNH20は、3.5インチのタッチパネル液晶を搭載し、直接画面に触れてタップやスクロールなどの操作が可能となった。また、読み込んだ名刺データに対し、指や別売のタッチペンを使って情報やイラストなどを自由に書き加えられる「手描きメモ」機能を搭載した。
名刺検索の方法として、「会社名」「氏名」「閲覧日」「登録日」「マイリスト」「キーワード」「会った日」の7種が用意され、ホーム画面では、これらの検索方法の中から「会社」「キーワード」検索のほか、使用頻度の高い検索方法を2つまで選択してショートカットとして配置できる。従来機種と同様、文字認識機能(OCR)は、会社、氏名、住所、電話番号など12項目に対応する。
スキャンした名刺データは、専用のデジタル名刺管理ソフト「DA-1」を使って管理・編集でき、PCによるデータのバックアップや「Excel」「CSV」形式での書き出しにも対応する。また、DA-1を使用して同社のデジタル名刺整理用品「メックル」や「ビズレージ」と連携させることも可能。
名刺の保存可能枚数は、外部メディア未使用時は10枚。別売のmicro SDカード(2Gバイト)を使用した場合は、約5000~6000枚分の名刺が登録できるという。登録可能な名刺サイズは最大91×55mm、厚さ最大0.7mm。対応メディアは、micro SD/SDHCカード。本体サイズは、約幅128mm×奥行き72mm×高さ15mmで、重量は約119g。バッテリ性能は、実使用時間約56時間。充電時間は約3.5時間。
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