Sansanは3月16日、法人向け名刺管理サービス「Sansan」を、経済産業省産業技術環境局が試験的に導入したことを発表した。なお、中央省庁がSansanを導入するのは初めて。
Sansanは、名刺をスキャナやスマートフォンアプリで読み取るだけで、入力オペレーターによって名刺情報が正確にデータ化され、組織内で共有できるサービス。名刺交換した相手の企業情報や人事情報などを手軽に閲覧できるニュース自動配信機能も備えている。現在、2000社の企業に導入されているという。
経産省ではこれまで、職員が業務で交換した名刺は個人で管理しており、省内で共有されていなかったという。その一方で、数年ごとの人事異動によって引き継ぎも定期的に発生することから、業務の効率化や省内の人脈情報の共有を目的に、Sansanの試験導入を決めたとしている。
経済産業政策に関わるステークホルダーは国の行政機関や地方自治体、民間企業や関係団体など多岐にわたることから、人脈を可視化して担当部署間で適切な連携をすることで、より効果的に産業政策を推進する体制を整備したいとしている。
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