「しばらく使わない」と決心して一旦はロックしたはずのスマホに、気がついたら再び手が伸びている、いわゆるスマホ依存の人は多いことだろう。時間に余裕がある時に延々とスマホを触っているだけならまだしも、やらなければならない仕事や勉強があるにもかかわらず、自分でも気付かないうちにスマホのロックを解除してポチポチやっていたとなると、それはかなりの重症といっていい。
今回は、こうした「ネット依存」を緩和するのに役立つアプリを紹介しよう。未成年の利用をブロックするために保護者が導入する管理アプリは多数存在するが、ここでは社会人が自分自身でスマホの利用に制約を課すためのアプリを集めてみた。それぞれ特性が異なるので、向き不向きに応じて使い分けてほしい。
「Forest」は、スマホの利用を抑制する効果を持った育成ゲーム風アプリ。植えた種が木に育つまでの30分間、うっかりスマホを操作すると木が枯れてゲームオーバーになってしまうというルールを採用しており、むやみやたらとスマホを触るのを防止できる。どうしても表示が必要なアプリのためのホワイトリストも用意されている。
「スマホ依存タイマー2」は、指定した時間、スマホを利用できなくするアプリ。特定のアプリを指定するのではなく、スマホごと操作を受け付けなくする仕組みで、使いたい時に時間(分)を入力して実行するだけのシンプルさが売り。スケジュール機能などは用意されていない。
「FocusON」は、時間帯などの条件を指定して、特定のアプリやブックマークの利用を抑制するアプリ。期限を区切ったり、特定の曜日だけを指定することも可能。特定のドメインだけをブロックすることも可能なので、必要な時にブラウザごと利用できずに困る心配もない。
「AppDetox」は、アプリごとに起動制限を設け、使いすぎを防止できるアプリ。起動の完全禁止、前回から一定時間が経過しない場合の起動禁止、指定時間外の起動禁止、制限回数を超えての起動禁止、制限時間を越えての使用禁止といったルールが用意されており、用途ごとに使い分けられる。
「BreakFree」は、スマホ依存を警告し、利用時間を減少させるためのアプリ。スマホの利用履歴をもとにした依存度をスコアで表示し、ユーザにスマホの使い過ぎを自覚させるほか、スケジュール設定によるネット接続や通話の禁止といった機能も備えており、強制的にブロックすることもできる。
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