「スマホ依存タイマー2」は、指定した時間、スマホを利用できなくするアプリだ。特定のアプリを指定するのではなく、スマホごと操作を受け付けなくする仕組みで、仕事中や勉強中など、忙しい時などについついスマホを触ってしまう“スマホ依存”を防止するのに役立つ。同種のアプリでは、親などの管理者が子に使わせないことを前提にした、小中生向けのアプリも多いが、本アプリはあくまで自分自身を律するためというコンセプトのアプリだ。
使い方は簡単で、起動して「Start」をタップすると時間(分)の入力を求められるので、10分なら「10」、1時間なら「60」と入力してOKをタップする。即カウントダウンが開始され、バックボタンやタスクボタンが機能しなくなる。電話の発信などいくつかの操作を除けば、まったく操作を受け付けなくなるので、スマホ依存を防止するのに効果を発揮するというわけだ。
本アプリの特徴は、アプリごとではなく、端末ごとロックしてしまうことだ。同種のアプリでは、アプリごとにロックする仕組みが多く、細かいカスタマイズは可能なものの、設定にはどうしても手間がかかってしまう。本アプリはスマホごとロックを掛けるという単純明快な仕組みなので、アプリをコツコツ登録する必要もなく、思い立ったらすぐに使える。自分で設定したブロックルールをかいくぐりつつスマホを使うことができないので、意思が弱い人にはぴったりだ。
またロック中に電源ボタンを長押ししてハードウェアを再起動した場合も、再起動が完了すると残り時間のカウントダウンが再開するなど、容易には解除できない仕組みになっている。実際には再起動直後にアプリを強制終了させたりアンインストールするなどの方法で解除できなくはないのだが、よほど深刻な理由がない限り、それだけの手間をかけてまでロックを解除しようとは思わないだろう。そうした意味で、アプリの意義は相応にあると言ってよい。
この種のロックアプリは、あまり簡単に解除できては意味がなく、またロックが強固すぎると万一の際に融通が効かないことから、バランスが非常に難しい。その点本アプリは、解除がまったく不可能ではないものの、簡単に解除することはできないという点で、実用性が高いアプリに仕上がっている。スケジュール機能などもなくシンプルイズベストな設計だが、アプリ単位でルールをこつこつ設定するわずらわしさに馴染めなかった人におすすめできるアプリだ。
>>「スマホ依存タイマー2」のダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」