Appleが、環境問題の責任者Lisa Jackson氏をより包括的な地位に昇格させた。Jackson氏は元米環境保護庁(EPA)長官で、Apple初の環境および政策、社会イニシアティブ担当バイスプレジデントに就任した。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は従業員にメモを送り、その中で、同社は環境問題で業界のリーダーとなるべく取り組んできたが、こうした取り組みを人権や教育などの社会問題に拡大したいとの意向を示した。
今回の動きは、Appleが社会貢献を重んじるテクノロジ企業となることを目指す傾向を強めていることを示すものだ。Cook氏は2011年にAppleのトップに就任して以来、労働者の権利や同一賃金、環境といった問題に関しても、同社の見解をより広範に表明している。
「Lisa Jackson氏がAppleに来てから2年が経つが、彼女のリーダーシップなしでは、全社にわたる環境分野の取り組みはこんなにも前進しなかっただろう」とCook氏は記している。もっとも「Lisaに言わせれば、われわれにはまだまだやるべきこと、学ぶべきことがたくさんあるのだろうが」とも、同氏は付け加えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」