Googleは、「Chrome」ブラウザの新たなアップデート版をリリースした。クロスオリジンバイパスの脆弱性2件とスキーム検証エラー1件など、複数のセキュリティ問題を修正している。
Chromeブラウザの最新バージョン43.0.2357.130(「Windows」「Mac」「Linux」向け)には、サードパーティーの研究者4人が報告したセキュリティ問題4件に関するリリースノートが含まれている。報告された脆弱性のうち、1件は匿名の研究者が報告したスキーム検証エラーで、この研究者はバグ発見の報奨金として5000ドルを獲得した。その他の報奨金額はまだ決まっていない。
修正一覧は次の通りだ。
[464922]深刻度:High(高)。CVE-2015-1266:WebUIにおけるスキーム検証エラー。クレジット:匿名。
[494640]深刻度:High(高)。CVE-2015-1268:Blinkにおけるクロスオリジンバイパス。クレジット:Mariusz Mlynski氏。
[497507]深刻度:Medium(中)。CVE-2015-1267:Blinkにおけるクロスオリジンバイパス。クレジット:匿名。
[461481]深刻度:Medium(中)。CVE-2015-1269:HSTS/HPKPプリロードリストにおける正規化エラー。クレジット:Mike Ruddy氏。
Googleは米国時間6月16日、「Android」のバグ発見を推進するための新しい「Android Security Rewards」プログラムを開始している。このプログラムを通じて報告されたバグには、規定を満たしていれば最低500ドルの報奨金が支払われ、特に興味深いか悪質なセキュリティ脆弱性には最大8000ドルの報奨金が支払われる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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