カスペルスキーは6月23日、国立大学法人静岡大学と共同で開発した「ジュニアスマホ検定」を、ウェブサイトを通じて無償で提供すると発表した。
ジュニアスマホ検定は、小学校4年生から中学校3年生の子供とその保護者を対象にした検定サービス。カスペルスキーのインターネットセキュリティ分野の知見と、国立大学法人静岡大学 教育学部 塩田真吾准教授の情報モラル教育の専門性をもとに開発された。
検定は2種類あり、小学校4年生から6年生を対象にした「基本」は16問で受検時間は約10分、中学生を対象にした「上級」は25問で受検時間は約20分。
インターネットの利用状況、モラル、セキュリティ、法関連の4ジャンルからランダムで出題され、質問を検定形式で実施しているのが特徴。検定を通じてインターネット利用時の基礎知識を学ぶことができ、保護者も検定を受けることで、子供との基礎知識のギャップを把握できる。検定結果をもとに子供と保護者が話し合い、スマートフォンの利用ルールを決めることにも役立つという。
カスペルスキーと国立大学法人静岡大学は、5月19日から全国の小中学校を対象とした「情報モラル診断サービス」を無償提供しており、今回提供するジュニアスマホ検定と合わせて、学校教育の現場と家庭教育の両面からインターネットを利用する子供たちへの教育を支援していくという。
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