来週に提供開始される「Apple Music」で、現在最も人気の高いポップスターの1人であるTaylor Swiftさんの大ヒットアルバムが提供されないことになった。
Taylor Swiftさんは米国時間6月21日、提供が30日に開始されるAppleの新しい音楽ストリーミングサービスに自身のアルバム「1989」を提供しないことを明らかにした。Apple Musicは最初の3カ月間無料で試用可能となる予定で、Swiftさんが問題視しているのはその無償期間だ。
Swiftさんによると、その試用期間の間、Apple Musicは音楽アーティスト、作詞/作曲家、またはプロデューサーにまったく対価を支払わないという。これまではもっと寛容だったAppleにしてはそのポリシーは「ショッキング」で「残念」だとSwiftさんは述べ、計画を変更してほしいとAppleに訴えた。
SwiftさんはTumblrの投稿で、「3カ月間も支払いがないのは長すぎるし、ただで働けと言うなんて誰に対しても不公平だ」と記した。
Swiftさんは、「天文学的な成功を収めているApple」(記録を更新した同社の利益を見れば、まさにその通りだとうなずける)に対し、「ファンは無料でサービスを利用できるとしても、アーティスト、作詞/作曲家、そしてプロデューサーにはその3カ月の試用期間の対価を支払う」よう訴えた。
米CNETはAppleにコメントを求めたが、直ちには得られなかった。
しかしSwiftさんは、最終的には、より良い方向への変化が手の届かない場所にあるわけではないことを認め、「Appleが有料ストリーミングという目標に向かって取り組んでいることは知っている。それは素晴らしい進歩だと思う」としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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