Microsoftは米国時間6月18日、同社のモバイルデバイス管理サービス「Microsoft Intune」に新機能を追加したことを発表した。これにより、企業は「Outlook for iOS」や「Android」向けの「Microsoft Outlook」の機能をより詳細に管理できるようになる。
Outlookアプリ向けの新たな管理機能は、同社が2014年に買収したAcompliの電子メールクライアントをリブランディングしたものであり、Outlook上の企業データの保護に重点を置いている。なお、これらの新機能はMicrosoftが毎月提供しているIntuneのアップデートの一部に含まれている(今のところ、6月のアップデートで他にどのような変更が含まれているのかは明らかにされていない)。
「条件付きアクセス」と呼ばれる新機能を用いることで、管理者は管理されていない、あるいは規約に準拠していないモバイルデバイスの機能に制限を加え、「Microsoft Exchange Online」やオンプレミスの「Microsoft Exchange」へのアクセスを抑止できるようになる。また、iOSやAndroid搭載デバイス上のOutlookは、Intuneの選択的ワイプ機能をサポートするようにもなった。これにより管理者は、使用が中止されたデバイスや登録を抹消したデバイスから、個人データに影響を与えることなく企業データを削除できるようになる。
Microsoftはブログ記事で、今回新たに提供した機能について以下のように説明している。
Intuneのモバイルアプリケーション管理(MAM)機能を用いることで、Intuneが管理するOutlookアプリと、TwitterやFacebookといったプライベートなアプリの間での企業データの「切り取り」や「コピー」「貼り付け」「名前を付けて保存」といったアクションの実行に制限を加えられる。また、条件付きアクセス機能によって、管理されていないデバイスや規約に準拠していないデバイスによるExchange Onlineへのアクセスに制限を加えられるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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