マウスコンピューターは6月17日、Windows Phone「MADOSMA Q501-WH(MADOSMA)」の出荷開始をうけて、製品説明会を開催した。
国内におけるWindows Phoneは、キャリアモデルとしてはKDDIから2011年夏モデルとして発売された「Windows Phone IS12T」が最後だ。
MADOSMAは、日本国内用のSIMフリー対応端末で、久しぶりのWindows Phone 8.1 Updateを搭載したスマートフォンとして注目を集めている。
約5インチの大画面液晶を採用し、厚さは8.4mm、重さは約125gと薄型・軽量が特長だ。CPUは、1.2GHz駆動の64bit クアッドコアを採用。800万画素のメインカメラ(背面)と、200万画素のサブカメラ(前面)を搭載する。LTEは、Band 1(2100MHz)とBand 3(1800MHz)、Band 19(800MHz)の3バンドに対応。また、最大で64Gバイトのmicro SDカードに対応する。
さらに、MADOSMA Q501専用の液晶保護シートや16Gバイトのmicro SDカード、予備バッテリも付属する。同社のオンラインショップ価格は、送料込みで3万3800円。18日より出荷を開始する。
マウスコンピューター 代表取締役社長の小松永門氏は、MADOSMAを開発した経緯について、「マウスコンピューターは、“人とPCはもっと近づける”という思いで製品作りをしてきた。PCが身近なものになってきて、インターネットの普及や通信の発展にともなって、人とPCをもっとつなげていきたい。その思いをMADOSMAに込めた」と説明した。
Windows Phoneは、Windows PCやタブレットと連携して最適に動作するスマートフォンだ。特長として(1)カスタマイズやPeopleハブによる更新情報のまとめ表示などによって、最もパーソナルなスマートフォンにできること、(2)Microsoft Officeの搭載やVPNのサポート、デバイスの管理などビジネスに最適なこと、(3)あらゆるデバイスで統一された環境を実現できること──の3つを挙げた。
MADOSMAの開発にあたっては、細かい文字化けやフォントなど日本語環境周りの問題、ハードウェアスペックとコストの部分で苦労したという。「ここまでいくと買えないよね、という価格にならないように抑えた」(小松氏)と説明した。
同社では、PCの販売で培ってきた「安心サポート」も同社の特長の一つだ。24時間、365日の電話サポートが受けられる。「PCと知識を持ったスタッフが対応することで、問題の解決を早くできるのではないか。大きな差別化の要因になると思う。延長保証や壊したときの保証をまとめた『安心パック』も展開予定」とし、PCメーカーならではのサポート展開を提供するとした。
また、今後の展開について「最初からWindows 10がプリインストールされているモデルも企画中。後継になるべき商品と、5インチ以上のファブレットの商品展開も考えている。思いとしてはWindows Phone 10がでるときには、なんらかの形でお届けできるといいなと思っている」とコメントした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」