Microsoftが検索エンジン「Bing」の暗号化セキュリティ設定をオプションから必須に変更する。
Microsoftは米国時間6月15日付けのブログ記事で、2015年夏より、Bingからのウェブトラフィックはすべてデフォルトで暗号化されるようにすると発表した。Bingでの暗号化は2014年初めからオプションとして使用可能になっていたが、ユーザーが閲覧先としてセキュアURLの「https://www.bing.com」と入力する場合に限られていた。新たにデフォルト設定となったことで、「http://www.bing.com」ではなく、自動的に「https://www.bing.com」として同サイトを閲覧できるようになる。
暗号化をデフォルトにするということは、具体的にどういう意味があるのだろうか。ユーザーが入力した検索クエリは暗号化され、検索語や検索結果を傍受しようとするハッカーなどから守られるようになる。新たなデフォルト設定は、検索クエリを利用して、ユーザーに関する特定の情報を収集しようとする広告主やウェブマスターにとっても何らかの意味がある。Microsoftは暗号をデフォルト設定にするとともに、今後も「リファラ文字列」を送信する。リファラ文字列は、検索トラフィックの送信元がBingであることを広告主やウェブマスターに知らせる。ただし、ユーザーのプライバシーを保護するため、クエリに使用された検索語をMicrosoftが送信することはない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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