クラウドワークスは6月11日、同日開催した取締役会において、サイバーエージェントを割当先とする第三者割当増資を実施して5億円を調達するとともに、ドイツ銀行ロンドン支店に対し本新株予約権を割り当てて、合計で最大約30億円を調達することを決議したと発表(PDF)した。払込期日と割当日は6月27日。
同社は総契約額を最重要経営指標として、2015年9月期に34億6000万円、2016年9月期に74億円、2017年9月期に113億8000万円という事業計画を掲げている。今回、新株式および新株予約権の発行を決定したのは、財務基盤を強化するとともに、短期的な最重要経営目標である総契約額100億円達成を当初予定の2017年9月期ではなく、1年前倒しで実現するためだという。
同社によると、クラウドソーシング市場は2018年には1820億円規模と予測されており、日本では数少ない急成長している市場だという。クラウドソーシングへの代替が進んでいる外注市場の市場規模が約22兆8000億円程度あることを鑑みて、今後もクラウドソーシング市場の継続的な成長を期待するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」