プライムアゲインは6月10日、アイモバイル、EastVentures、gumi ventures、個人投資家などから総額1億円を調達したことを発表した。資金は消える動画チャットアプリ「winker(ウインカー)」の事業拡大に充てるとしている。
winkerは、1度見たら消える動画や写真を簡単に送ることができるiOSアプリで、2014年6月に公開された。LINEやTwitter、Facebookなどから友人を登録可能で、女子中学生を中心に利用されているという。特に3~4人の仲の良い友人や、カップルなどに使われているそうだ。
直接顔を合わせて話すような感覚で、動画のチャットを送り合ったり、話した言葉を録音して相手に送ることで“トランシーバー”のように使う人が多いという。プライムアゲイン代表取締役の阿部伸弘氏によれば、「日本人はシャイだからなのか、動画撮影時にカメラを指で隠して声だけ撮って共有したりする人もいる」そうだ。
「ユーザーヒアリングを重ねたことによって利用実態が見えてきた。昨年3月頃に参入した大手事業者はどこも撤退したが、引き続きユーザーを伸ばしていきたい」(阿部氏)。今後はアジア各国でのサービス展開も予定しているという。
米国では消える動画アプリ「Snapchat」が若年層を中心に高い人気を誇っており、世界で2億人のユーザーがいるとも言われている。3月に2億ドルを調達し、5月末にも5億ドルを超える資金を調達した。同社はIPOを計画していることも明かしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
トラディショナルからモダンへ進化するBI
未来への挑戦の成功はデータとともにある
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス