Appleは「News」と呼ばれるアプリケーションを発表した。Newsは「iOS 9」向けの新しいアプリで、さまざまなメディアのニュースを、1つのインターフェースに読みやすくまとめてくれる。
Newsは人気アプリの「Flipboard」とよく似ており、さまざまなメディアのニュースを単一のフィードにまとめて表示する。また、ユーザーが過去に読んだ記事を基に、その人に合わせたオススメ記事を自動的に揃えてくれる。
一見したところ、Newsにそれほど目新しさはない。ニュースアグリゲーションアプリは、他社のものがすでに普及し、人気となっている。たとえば、Flipboardは5年前のリリース以来、6500万人のユーザーを獲得している。Appleは、アプリのレコメンデーションエンジンとユーザープライバシーに注力することで、他のアプリと一線を画そうとしているようだ。
Appleで製品管理担当バイスプレジデントを務めるSusan Prescott氏は米国時間6月8日、年次開発者会議Worldwide Developers Conference(WWDC)の壇上に立ち、このアプリの機能をいくつか紹介した。このアプリは、ユーザーがアプリを使用するにつれてユーザーの好みを把握し、そのユーザーに合わせたオススメ記事を提供してくれる。おそらく、常に100万件以上の記事を追跡しているのだろう。また、記事を検索したり、後で読むために記事をブックマークしたりすることもできる。
このアプリでは記事を読みやすくすることが重視されており、見た目は引用元のデザインを大部分引き継ぐ。また、ニュースの写真を並べて表示するフォトモザイク機能があり、写真をタップすると拡大表示される。
Appleによれば、NewsのユーザーにはThe New York Timesの記事が毎週30件無料で配信されるという。また、ESPNとConde Nastの記事のほか、ユーザーが住む地域で公開されているさまざまな種類のコンテンツを追加できる機能も紹介された。
Newsは、まず米国、英国、およびオーストラリアでリリースされる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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