Googleで「Android Wear」担当ディレクターを務めるDavid Singleton氏は米国時間5月28日、同社ウェアラブルOS「Android Wear」の最新版に搭載される機能について、年次開発者会議「Google I/O」で明らかにした。
まず、Singleton氏は、オールウェイズオン機能を紹介した。同機能により、Android Wear搭載スマートウォッチでは、時間を確認するのに腕を振ったり、画面をタップしたりすることで、デバイスをスリープ状態から復帰させる必要がない。
そして、この機能がアプリにも適用される。このようなオールウェイズオンアプリでは、情報が一目見るだけで確認できるようになっている一方で、バッテリ消費を抑えることも考慮されているとSingleton氏は述べる。たとえば、買い物をしている際、買い物リストをウォッチ上に常時表示させることが可能だが、消費電力を抑えるため白黒表示となる。
腕の動きによって通知を次々と表示させるというリストジェスチャーも利用可能となる。両手がふさがっている時に表示内容を切り替えるのに便利だ。
Facebookの「Messenger」のようなアプリを使ってチャットをしている時、画面上に絵を描くと、その絵が自動認識されて対応する絵文字のリストが表示されるようにもなる。
新しいランチャーも搭載される。アプリの起動や友達とのやり取りが文字盤をタップすることで開始できるようになる。
Singleton氏によると、アプリは、スマートウォッチ上に搭載されるセンサ類、GPS、Wi-Fiを全面的に利用できるようになり、開発者はその上で直接稼働するアプリを開発することができるようになるという。
Singleton氏は、新しいAndroid Wearが今後数週間で提供されると述べた。
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