「Forest」は、スマホの利用を抑制する効果を持った育成ゲーム風アプリだ。植えた種が木に育つまでの30分間、うっかりスマホを操作すると木が枯れてしまうというルールを採用しており、気づいたらスマホをいじっているというスマホ依存症の人でも、強制的に仕事や勉強に集中するためのツールとして活用できる。
遊び方、もとい使い方は一般的な育成ゲームを模しており、起動画面で「Plant」というボタンをタップすると30分のカウントダウンが開始される。そのまま30分間何もしなければ、種から芽が出て木に育ち、無事にゴールを迎えられる。これを繰り返すことにより、アプリ名にもあるように、Forest(森)がすくすくと育っていく仕組みだ。
しかしこの30分間にメールやSNSのチェックなど、うっかり別のアプリに切り替えてしまうと、その時点で芽が枯れ、ゲームオーバーになってしまう。そのため、集中して取り組まなくてはいけない作業の前に本アプリを開始することで、むやみやたらとスマホを触るのを防ぐことにつながり、結果として作業がはかどるというわけだ。
起動中にどうしても表示しなくてはいけないアプリがある場合は、ホワイトリストに登録しておくことで、対象から除外できる。また、ポップアップで何らかのメッセージを通知するアプリは、ポップアップが表示されることでアプリが切り替わったとみなされる場合があるので、こちらも同様にホワイトリストに登録しておくとよい。
無事クリアしたあとの画面が淡々としていて達成感にいまいち乏しいこと、また時間が30分で固定されていて変更できないといった問題はあるが、発想はユニークで、スマホ依存を自覚している人が、楽しみながらスマホの利用を抑制するにはぴったりだ。今後の進化が楽しみなアプリで、同様のアイデアを活かしたアプリの登場も期待したいところだ。
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