AppleがCoherent Navigationを買収した。Coherent Navigationは、防衛及び航空業界を対象に地図技術を提供する小規模なGPS企業だ。
サンフランシスコ湾岸地域を拠点とする新興企業であるCoherent Navigationの技術は、比較的新しいAppleの地図およびロケーションに関する取り組みに取り入れられ、主要な社員は、Appleの「Maps」チームに加わる。
Coherentの最高経営責任者(CEO)で、現在Apple Mapsチームに所属するPaul Lego氏のLinkedInプロフィールによると、Coherent Navigationは、従業員数10名未満、設立は2008年で、イリジウム衛星ネットワークを利用する高精度ナビゲーションサービスを開発したという。
Coherentは、農業、測量、建設、採鉱、石油/ガス探査を対象に技術を提供していた。「高精度ナビゲーション、差動GPS、ハードウェアおよびソフトウェア無線設計、無線ナビゲーション、電離圏物理学、ターゲット追跡とセンサ融合、自律ナビゲーションとロボティクス、衛星ミッション運用」に関するエンジニアの経験を生かして、米政府にサービスを提供していた。
2015年1月にAppleに加わったLego氏とともに、Coherent Navigation共同創設者のWilliam Bencze氏とBrent Ledvina氏も4月にAppleで勤務を開始している。Lego氏は、BlackBerryが2009年に買収したDash NavigationのCEOを務めていたこともある。
Appleは声明で米ZDNetに対し、「Appleは小規模な技術企業を適宜買収しているが、通常、当社の目的や計画については説明しない」と述べ、事実上今回の買収を認めた。買収金額は公表されていない。
この分野で同社がこれまでに買収した企業としては、 Locationary、PlaceBase、Poly9、Hopstop、Embark、BroadMapなどがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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