Microsoftは米国時間5月14日、Windows Insiderのテスターに対し、「Windows Phone」で利用できるプレビュー版「Windows 10 Mobile」の新たなビルドの提供を開始した。
この新たなビルド(10080)では、動作するWindows Phoneが増えており、これには「Lumia Icon」、「Lumia 930」、「Lumia 640/640XL」、およびWindows Phone版の「HTC One(M8)」が含まれる。HTC One(M8)は、Lumiaシリーズ以外で初めてプレビュー版がサポートされたスマートフォンとなる。Microsoftの関係者によれば、これまでこれらのスマートフォンでテストビルドが動作しなかったのは、画面のスケーリングの問題が原因だったという。
Microsoftはまた、以前から予告していたWindows Phone版の「Office Universal」アプリの提供も開始した。これらのアプリは、今回の最新ビルドの「Windows Store Beta」からダウンロード可能だ。
「Office Universal」は、Microsoftがデスクトップ版Windows 10とWindows 10 Mobile用に開発している、タッチ操作を重視した新バージョンのOfficeアプリだ。Microsoftは2月にデスクトップ、ラップトップ、タブレット用のWindows 10で動作するOfficeユニバーサルの最初のテストビルドを公開している。Windows Phone用のテストビルドは、もともと4月末に公開される予定だった。
これらのOfficeユニバーサルアプリは、現在のWindows Phoneに組み込まれているOffice Mobileハブアプリと置き換えられる予定だ。
今回のテストビルドで新たに提供された要素には、Windows Storeの新たな外見、「Xbox」アプリ、カメラアプリなどがある。また、Fast(高速)リングのテスター向けである今回のビルドには、いくつかの修正や「既知の問題」が含まれる。
Microsoftの関係者は、Windows 10 Mobileのリリース時期はPCや大型のタブレット用のWindows 10と同時期にはならないと述べている。リリースは2015年中だが、夏の終わり頃に予定されているデスクトップ版よりも遅くなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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