NECパーソナルコンピュータは5月12日、2015年夏モデルPCを5月14日より発売すると発表した。13.3型のワイドコンバーチブルノートPCとして世界最軽量となるLAVIE Hybrid ZEROシリーズなど全8シリーズ47モデルをラインアップする。
夏モデルは、新しいライフスタイル提案として、待機画面の活用アプリや会話での検索機能など、ソフト面を中心に強化。「PCが壊れたから買い換える」ではなく、「生活が変わるから買い換える」へ、PCの新たな価値の提案を目指す。
新たに、待機状態の画面を利用して、天気やニュースなどの生活情報を表示する「インフォボード」を提供する。PCを使用していない時間でも、待ち受け画面に天気やニュース、カレンダーや写真を表示することで、パソコンをリビングルームなどのインフォメーションボードやフォトフレームとして活用できる。ただし、個人のスケジュールなどは表示できない。
ニュースは「My Time Line」と連動しており、Twitterで話題となっているニュースを優先的に表示し、さらに学習機能により興味のある分野のニュースも優先的に表示される。また、タップ1つでニュースの詳細が見られる。LAVIE Hybrid Standardシリーズ、LAVIE Tab Wシリーズを除く夏モデル全てに搭載され、マイクロソフトアカウントでログイン後、My Time Lineの自動アップデートにより無償提供される。
また、会話することで欲しい情報が探せる「LAVIE ボイス」の搭載機種を拡大。「恵比寿で女子会がしたい」と話しかけると、「近いものがいくつかあったんですが、どれにしましょう。パーティ、宴会、家族で楽しむ」「予算はどれぐらいで探していますか?」などと会話形式で検索ができる。文脈把握技術により、会話の途中で検索の目的が変わっても、時間や場所などそれまでの会話から把握した情報を検索条件に引き継げるという。LAVIE Hybrid Fristaシリーズ、LAVIE Hybrid Standardシリーズ、LAVIE Tab Wシリーズに搭載される。
このほか、ヤマハ製「AudioEngine」を強化し、ヘッドフォンでリアルなサウンドが楽しめるようにした。AudioEngineは、音楽や映画、スポーツなど、さまざまなコンテンツに合わせて補正する技術。夏モデルから、新たにヘッドホン端子の利用時も、AudioEngineの音響効果をかける機能を搭載した。LAVIE Hybrid Standardシリーズ、NS100/Bシリーズ、LAVIE Desk Towerシリーズを除く夏モデルすべてに搭載される。
ノート型PCのNS150/BAシリーズ(12万9800円前後)およびNS100/Bシリーズ(10万6800円前後~)はデザインを一新し、よりスタイリッシュになった。また、2in1スタイルには、LAVIE ボイスを搭載したLAVIE Hybrid Standardシリーズが新たにラインアップに加わっている。
Windows タブレットのLAVIE Tab Wシリーズ(4万4800円前後~)には、約32Gバイトの内蔵フラッシュメモリを搭載し、価格を抑えたTW508/BASがラインアップする。
夏モデルからブランドロゴを一新し、シリーズ名は大文字のLAVIEとなったほか、「ダブルトライアングル」と呼ばれるマークが付いた。LAVIEはフランス語で「生活」を意味する。NECパーソナルコンピュータは、「ハードウェア」「ソフトウェア」「サービス」をトータルで提供することでLAVIEを手にする人の可能性を広げ、新たなライフスタイルを提案するとしており、ロゴの変更はそのメッセージを表現したものとしている。
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