NECパーソナルコンピュータは1月20日、個人向けPCの2015年春モデルとして6タイプ41モデルを発表した。1月22日より順次販売を開始する。
同社では今回の2015年春モデルから、すべてのハードおよび主要な搭載アプリなどを含む個人向け商品のブランドを「LaVie」に統一。これまでデスクトップPCに用いられていた「VALUESTAR」ブランドもLaVieへと統合された。LaVieは、フランス語で生活という意味なのだという。
NECパーソナルコンピュータ 取締役執行役員常務の留目真伸氏は、「国内ナンバーワンのPCメーカーとしてシェアを伸ばしている。PCは約25%のシェアを持ち、タブレットでも2位に位置するところまで来た。日本のお客様にあった“安心、簡単、快適”のコンセプトが評価されている」と自信を見せる。
一方で、「LaVieの登場から20年が経つが、テクノロジが変化していく中、キーボードに向かって文字を打つというところからあまり進化していないことに課題を感じている。デジタルライフに関する調査結果を見ると、一般的な消費者の中には溶け込んでいない。20年目の今年、“新生LaVie”というメッセージを込めて作り直した」と語った。
自宅におけるPCの利用スタイルは、リビングや書斎など、“PCがあるところに人が行く”というものだ。NEC PCでは、これからの利用スタイルとして“人がいるところにPCのある生活”を提案する。
NECパーソナルコンピュータ 商品企画本部の森部浩至氏は、「原点に立ち返り、自宅のパソコンはどうあるべきか?を考えた。1つの答えが、ノートでもデスクトップでもないフリースタイルパソコン」と説明し、15.6型液晶搭載の「LaVie Hybrid Frista」(14万4800円前後~)を披露した。
同製品は、L字型の独自フォルムが特長で、フォトスタンドのような「スタンドモード」、画面を水平に寝かせたタブレットライクの「フラットモード」、収納式ワイヤレスキーボードを取り出して使う「キーボードモード」という3つのモードに変形できる。
キーボード部分をなくすことで、奥行き160mmと同画面サイズのノートPCと比べて、設置面積は40%カットした。キーボードは本体部分に収納されており、取り出せるようになっている。重さは約2.8kg(キーボード含む)、約1.5時間駆動のバッテリを搭載しており、さまざまな場所や使い方に対応できる。
「今日の天気は?」と声をかけると天気情報を教えてくれるなど音声で操作できる「LaVieボイス」を搭載。さらに、手を動かすとレシピのページめくりができる「フード&レシピ」にも対応し、リビングやキッチンなどさまざまな場所で利用することを想定している。カラーはピュアホワイトとピュアブラックの2種類をラインアップしている。発売は2月上旬。
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