Microsoftは、Mozillaの「asm.js」最適化を「Chakra」JavaScriptエンジンに統合した成果を披露し、Chakraが予備ベンチマークで「Internet Explorer 11」(IE11)の最大3倍の速度を記録したことを明かした。
Chakra担当シニア・ソフトウェア・エンジニアリング・マネージャーのAbhijith Chatra氏とChakra担当プリンシパルPMマネージャーのGaurav Seth氏はブログ投稿で、「予備段階のasm.jsサポートの追加により、Chakraと『Microsoft Edge』は『Unity Benchmark』で3倍以上の速度を記録した。ベンチマーキングスイートのGoogleの『Octane』やAppleの『Jet Stream』で採用されている『zlib』などの個々のテストでも、約2倍の速度を記録した」と述べた。
asm.jsが実現するパフォーマンス向上は、Microsoftの「Windows 10」向けEdgeブラウザで利用可能だ。Seth氏とChatra氏によると、HTML/CSS/JSを使って記述された「Windows Store」アプリや、Windows 10の「EdgeHTML」レンダリングエンジンをターゲットとする「Web Views」もパフォーマンス向上の恩恵を得られるという。
「Windows 10 Technical Preview」のユーザーは、Edgeの「about:flags」ページ経由でasm.jsを使用することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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