情報を求めるユーザーはもうかなり以前から、Googleを利用して真正で豊富な情報を直接自宅に届けてもらっている。今回、食べ物を求めるユーザーもGoogleを利用しておいしい食事を直接自宅に届けてもらうことができるようになるという。Googleが米国時間5月7日にこれを発表した。
Google自体がピザの宅配事業に参入するわけではないが、同社は米国で、Seamless、Grubhub、Eat24、Delivery.com、BeyondMenu、MyPizza.comの6社の食事宅配サービスと提携し、検索結果をそのままクリックして宅配サービスが利用できるようにする。
上述のいずれかの宅配サービスが利用できる地域に居住しているユーザーが携帯端末で近くのレストランを検索すると、メニューオプションのすぐ下に「Place an order」(今すぐ注文)というオプションが表示される。それをクリックすると、そのレストランと提携するいずれかの宅配業者のウェブサイトに移動するオプションが表示され、簡単に注文することができる。
これは、Amazonとの間で繰り広げられる競争で先手を打つ興味深い動きだ。両社は米国内で、Googleが「Google Express」サービスを拡大する一方で、Amazonは食品宅配サービス「Fresh」と1時間以内での配送サービス「Prime Now」を拡大するなど、競い合っている。今回の動きによってGoogleは、どのインフラにも投資せずに宅配業界での勢力を拡大することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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