中国最大のEコマース企業Alibaba Groupは現地時間5月7日、新たな最高経営責任者(CEO)を指名した。これは予想されていなかった動きだが、2015年に入って同社の売上成長と株価が低迷する中で、立て直しを図る狙いがあることは明らかだ。
Alibabaはこの日、予想を上回る四半期決算も発表した。CEOの交代と四半期決算を受けて、同社の株価は同日午前の取引で約7%上昇した。Alibaba株を大量に保有している米Yahooの株価は、約6%上昇した。
Alibabaが新たなCEOに指名したのは、現最高執行責任者(COO)のDaniel Zhang氏で、就任は10日付となる。2013年9月よりCOOを務めているZhang氏は、Alibabaに8年間勤務している。現CEOのJonathan Lu氏は、副会長として同社の取締役会にとどまる。Lu氏は2013年3月、創設者のJack Ma氏に代わってCEOに指名された。
Zhang氏は声明で、「この新たな職務に興奮している。とてつもなく大きな責任だ」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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