Yelpは身売りを検討しているのだろうか。The Wall Street Journal(WSJ)の報道によると、そのようだという。Yelpは、ほぼあらゆる種類の消費者向けビジネスに対する一般ユーザーのレビューが確認できる、人気の高いサイトである。
WSJは事情を知る情報筋らの話として、同社は投資銀行と連携しており、複数の買い手候補と最近連絡を取ったようだと報じた。同社の売却額は35億ドル以上にものぼる可能性があるという。
Yelpの広報を担当するShannon Eis氏は米国時間5月7日、「うわさや憶測にはコメントしない」と述べた。
サンフランシスコを拠点に2004年に創設されたYelpは、おすすめ情報を交換するための電子メールサービスから、米国で最も人気の高いビジネスレビューサイトの1つにまで成長した。第1四半期の月間ユニーク訪問者数が約1億4300万人にものぼるYelpだが、厳しく否定的なレビューがある一方で、疑わしいほど好意的なレビューもあり、信頼できないと感じられるレビューがいくつか公開されているという批判も浴びている。
同社が身売りを検討しているとしてもそれほど意外ではないかもしれない。レストランのレビューおよび評価ガイドとして人気の高いZagatは、2011年9月にGoogleに買収されている。同年には、別のレビューサイトであるAngie's Listが上場を果たした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」