「Build 2015」で、Microsoftはまたしても「HoloLens」ヘッドセットの機能の一部を披露し、人々の興味をかき立てた。
HoloLensは「スタートレック」のように本物のホログラムを生成するわけではなく、ユーザーの目に光を投射して、3D仮想画像を現実世界に重ねる。このテクノロジは、拡張現実として広く知られている。
「Kinect」モーションカメラの生みの親で、HoloLensプロジェクトの統括者を務めるMicrosoftのAlex Kipman氏は、「Windows Holographic Platform」を同社開発者会議「Build 2015」の檀上で披露した。同プラットフォームを利用すれば、開発者はHoloLensで動作する「Windows 10」アプリを作成することができる。Windows 10向けのアプリはすべてHoloLensに対応させることが可能だ、とKipman氏は主張した。それは、Build 2015の中心的なテーマだった。つまり、あらゆるデバイスとスクリーンで動作可能なWindows 10アプリ開発者に対するユニバーサルな支援だ。
「ユニバーサルアプリはすべてWindows Holographicで動作させることが可能だ。今日ここでお見せしたすべてのものは、ユニバーサルWindowsアプリである」(Kipman氏)
HoloLensの価格はまだ発表されていない。同ヘッドセットは「Windows 10」のタイムフレームに合わせて発売するとMicrosoftは過去に述べたが、消費者、そして開発者がHoloLensを利用できるようになる正確な時期は依然として不明だ。
Microsoftは一連のプレゼンテーションを利用して潜在的な使用例を提示し、生きているようなホログラムを檀上のKipman氏の横に登場させて、観衆を驚かせた。これには、現実界にあるロボットがHoloLensを通してだとアニメで出てくるような人型ロボットのように見える様子なども含まれていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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