日本国内のメーカーが、独自OSを搭載した携帯電話(フィーチャーフォン)の生産を2017年にも終了し、OSをAndroidに統一すると一部メディアが報じたことについて、NTTドコモ代表取締役社長の加藤薫氏が決算会見でコメントした。
加藤氏は、フィーチャーフォンの定義が難しいとしながらも「従来型の携帯電話はOSにSymbianやLinuxを使っており、それに対応する部品の供給が物理的になくなってくる時期があると聞いている。そこには対応する必要がある」と認める。ただし、今後も操作性やサービス性を維持した端末は提供していくとし、「そういう意味では(OSが変わっても)フィーチャーフォンはなくならない」と強調した。
「個人投資家の皆さまとお話する機会が年に2回ほどあるが、その中で、従来の携帯電話はずっと提供してくださいねと必ず言われる。その度に『間違いなく提供し続ける』とお話している」(加藤氏)。
なお、日本ではKDDIがAndroid OSを搭載した、いわゆる“ガラホ”(ガラパコスケータイ+スマートフォン)である折り畳み型フィーチャーフォン「AQUOS K」を2月20日に発売した。ただし、LTEなどに対応していることから月額料金はスマートフォンと同等の7000円前後かかり、従来の携帯電話と比べるとかなり割高となっている。
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