写真・動画SNS「Instagram」のハッシュタグ機能が「絵文字」に対応した。1つまたは複数の絵文字を使ったハッシュタグや、日本語や英語などのテキストと絵文字を組み合わせたハッシュタグをキャプションに記載して、写真や動画をシェアできるようになった。これまでもハッシュタグに絵文字を記載することは可能だったが、検索時に表示されることはなかった。
ハッシュタグは多くのInstagramユーザーが慣れ親しんでいる機能だが、実は絵文字も世界的に人気だ。投稿の約半数に絵文字が使われており、著名人では、ファッションモデルのジゼル・ブンチェンさん(@giseleofficial)や水原希子さん(@i_am_kiko)が特に積極的に活用しているという。
絵文字を最も頻繁に使用する国別のランキングでは、日本はアジア諸国で唯一、米国を抜いて8位にランクインしている。1位はフィンランドで、2位はフランス、3位は英国、4位はドイツ、5位はイタリア、6位はロシア、7位はスペイン、8位は日本、9位は米国、10位はブラジルと続く。
Instagram コミュニティマネージャーの三島英里氏は、「絵文字はInstagramを盛り上げている大切な要素の1つ。Instagramには絵文字の文化がすでに根付いている」と語る。「#emojisinthewild」(Emojis in the wild)というハッシュタグでは、ユーザーが自然の中で見つけた絵文字のようなモチーフや、体などを使って絵文字を再現したものを撮影して共有している。「そのくらい、コミュニティの中で遊び心のある形で絵文字は使われている」(三島氏)。
新たに「探検」をテーマにしたフィルタが3つ加わった。赤みを抑え、青と緑の彩度とコントラストを強くし、全体をはっきりとした印象にする「Lark」、くすんだビンテージ調の編集が施され、青みが弱まる「Reyes」、青みや暗さが強い範囲に緑がかった色調を加えるとともに、白や赤みが強調され、印象が明るくなる「Juno」の3種類だ。
従来のフィルタとあわせると計27種類になった。なお、フィルタは管理ボタンから表示順を並べ替えたり、表示/非表示を選択したりできる。
Instagramはサービス開始から約4年となる2014年12月、月間アクティブユーザー数が3億人を超えた。現在、1日の平均アクティブユーザー数は2億人で「この1年で2倍に増えた」(三島氏)という。1日の平均利用時間は21分間とのことだ。
米国ではInstagramで広告を配信している。日本国内での展開については回答を得られなかった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」