4月24日、いよいよApple Watchが発売された。今回、アップルストアではすべてオンラインでのみ予約を受け付け、製品は配送になったことから、これまでのように深夜から並んだりハイタッチで入店したりするイベント的なものはなかった。
予約後は、オンラインで入荷状況が見られるが、予約時間や希望するモデルによって受け取れる日程もそれぞれ異なるようだ。ネット上では、配送ステータスを報告し合う様子が多く見られる。
一方のソフトバンクモバイルは、ソフトバンク銀座とソフトバンク表参道で発売することを発表。当日販売が行われるとの噂から、前日から並ぶ人も少数だが現れた。
10時に開店するソフトバンク表参道で一番に受け取ったのは、前日23日の夜10時から並んで購入した増井雄一郎さんだ。増井さんは、iPadなどのアプリ開発を手がけるエンジニアだ。「オンラインで予約をしていたが、発売日に間に合いそうになかったので並ぶことにした」と語った。42mmステンレススチールケースとミラネーゼループ(税別:8万3800円)を手に、笑顔を見せた。
また、今回ファッション性を意識して作られたApple Watchは、新宿伊勢丹が取り扱うほかコム・デ・ギャルソンのデザイナー川久保玲氏が手がけるコンセプトストア「Dover Street Market Ginza」でも販売を開始し注目を集めている。
10時30分にオープンした新宿伊勢丹は、すでに注文を受け付けた客の引き渡しのみで、当日販売はなかった。また、11時にオープンしたDover Street Market Ginzaは、販売直前に予約方法を明らかにしたが、すでに26日までの予約は締め切っている。
なお、Dover Street Market Ginzaは、Apple Watch Sport、Apple Watch、Apple Watch Editionのいずれも扱うが、ほぼ黒と白を中心としたデザインのバンドモデルのみがセレクションされている。写真は禁止されており撮影はできなかったが、Apple Watch Editionだけ「38mm 18Kイエローゴールドケースとブライトレッドモダンバックル」(税別:218万円)がラインアップされており、目立っていた。
一方、今回東京近郊で当日に入手しやすかったと思われるのが量販店だ。店舗がオープンする9時30分ごろには筆者の周りで予約なしで買えたという声が多く見られた。実際、自身も12時頃に東京・新宿のビックロ新宿東口店を見てみたところ、並んでおらず、一部には在庫がある旨が掲示がされていた。今回、予約と受け渡しをめぐっては悲喜こもごもの様子が見られたが、「予約をするほどじゃないけれど気になる」という人はふらっと量販店に見に行くといいかもしれない。
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