世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookは米国時間4月22日の取引終了後に、第1四半期決算(3月31日締め)を発表した。その内容は、明暗入り混じるものだった。
利益は5億1200万ドル(1株あたり18セント)で、前年同期比で20%減少した。非GAAPベースの利益は1株あたり42セント。売上高は前年同期より40%以上増加し、35億4000万ドルだった。
ウォール街では、売上高が35億6000万ドル、利益が1株あたり40セントと予測していた。売上高は予測をやや下回ったものの(これで12期連続で予測を下回っている)、1株あたり利益では予測を達成する結果となった。
Facebookの創設者で、最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は声明で、「この1年の力強いスタート」となる業績だったと述べた。「コミュニティーにサービスを提供し、世界をつなぐことに今後も注力していく」と、同氏は簡潔に、また明るく付け加えた。
第4四半期には13億9000万人だったFacebookの月間アクティブユーザー数は同四半期末時点で14億4000万人。前年同期比では13%増だった。
Facebookは、引き続きモバイルに主眼を置いている。一般にモバイルは扱いにくいと言われ、他のほとんどの広告主らが苦戦を強いられているプラットフォームだ。
世界の月間モバイルアクティブユーザー数は前年同期比で24%増加して12億5000万人だった。モバイル広告は、同社の総広告売上高33億2000万ドルの約73%を占める。
同社の現金保有状況は引き続き良好である。同四半期末時点のFacebookの現金および現金同等物は124億1000万ドルで、前四半期末時点の112億ドルから増加している。
ウォール街はFacebookの第2四半期業績について、売上高40億2000万ドル、1株あたり利益47セントと予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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