ソーシャルネットワークFacebookは米国時間4月21日、「News Feed」上でコンテンツを集約する方法に対する新たな変更を発表した。これにより、21日の「Mobilegeddon(モバイルゲドン)」による被害は、予想されていたよりも大きくなる可能性がある。
Facebookはブログ投稿で、新しいアルゴリズムでは、ユーザーにとってより関心の高い投稿が表示されるようにNews Feed上のコンテンツに優先順位が付けられると述べた。Facebookは、ほとんどの同社ユーザーが、写真、ステータス更新、動画といった友人からの個人的な投稿が表示されることを望んでいることを確認している。
一方、友人が「いいね!」を押した特定のページや友人がコメントした他の投稿を紹介する投稿については、ユーザーは表示を望んでいない。
これを受けてFacebookは、親しい友人からのコンテンツがフィードのより上位に表示されるよう取り組んでいると述べているが、これによって、企業ページからの投稿がより下位に押しやられることになる。つまり、Facebookからの誘導クリックに依存するパブリッシャーやマーケターは今後、トラフィックの減少に見舞われる可能性がある。
しかしFacebookは、今回の変更がページトラフィックに大きな影響を与えるかどうかについて、次のように説明した。
「今回の変更がページ配信に与える影響は、そのオーディエンスと投稿活動の構成に大きく依存する。場合によっては、投稿表示回数とリフェラルトラフィックが減少する可能性もある。全般的には、各ページは、オーディエンスが有意義と感じるコンテンツを投稿すること、そして当社の「Page」投稿のベストプラクティスに従うことを続けるべきである」
21日には検索大手Googleが、モバイルフレンドリーなサイトを検索結果の上位に表示するように同社アルゴリズムに変更を加えたことで、企業の最高マーケティング責任者(CMO)らが既に打撃を受けたが、それと同じタイミングで、News Feedに対する今回の変更が発表された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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