うるる、公共機関専門の求人サイト--主婦の在宅ワーカー活用しデータベース化

井指啓吾 (編集部)2015年04月22日 10時30分

 主婦向けクラウドソーシングサービス「シュフティ」や、そのリソースを活用した官公庁や地方自治体の入札情報サービス「NJSS(エヌジェス)」を運営するうるるは4月22日、官公庁や自治体、外郭団体などの公共機関に特化した求人情報を手作業で収集し、無料で提供する求人情報サイト「官公庁で働こうねっと」のベータ版を公開した。

  • 「官公庁で働こうねっと」ベータ版

 都内にある約350機関のウェブサイトに公開された求人情報を、NJSSと同じくシュフティに登録する在宅ワーカーを活用して収集、精査して提供する。求人情報は月間1000件以上を想定。公務員資格が不要な非常勤職員や任期付職員、アルバイト、派遣をはじめ、外郭団体の常勤雇用などの資格を必要としない業務、有資格職、研究機関のような専門的な業務までの求人情報を幅広くカバーするという。

 2015年内に収集対象を全国5500機関に広げる予定。目標会員数は10万人としている。将来的には、民間による既存の求人情報サービスに求人情報などを提供して情報料や送客料を受け取ったり、特任教授や研究職、調査員など専門性の高い求人情報のみ有料で提供したりしてマネタイズを図ることを検討しているという。

 同社によれば現在、公共機関の求人情報の多くは、その機関のウェブサイトのみに公開され、民間の求人媒体やハローワークなどに掲載されることが少ないという。また、求人にかかる費用を削減する場合も多いため十分に露出できておらず、機会損失が生まれているそうだ。

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