Googleは、画面上に手書きした文字を取り込む新しい「Android」アプリをリリースした。
このアプリは「Google Handwriting Input」という名称で、スマートフォンまたはタブレットのタッチスクリーン上で「字を書く」ことを可能にするものだ。文字を自動的に解釈して、標準のデジタルテキストに変換する。この機能はスタイラスを使っても使わなくても動作し(つまり指で書いてもいい)、82の言語を解釈できる。Google ResearchのHandwritingチームが開発したこのアプリは、筆記体もブロック体も識別でき、絵文字にも対応する。
開発を担当したHandwritingチームは、米国時間4月15日のブログ投稿で次のように述べている。「手書きで入力すれば、文字の入力が自然で直感的なものになり、タイピングや音声による入力方法を補完できる」
Handwritingチームは、文字を具体的にどう解釈するか、そして解析をデバイス上で行うかクラウドの処理能力を利用するかを正確に見極めるには長い時間が必要だったと説明し、この手書きアプリはそういった「長年にわたる研究の成果」だと述べている。結果的に、Google Handwriting Inputは、手書きの認識処理をデバイス上で行うバージョンと、クラウドベースのバージョンの両方をサポートすることになった。Googleによると、クラウド機能経由でウェブベースのサーバを通じて手書きを入力することにした場合は、手書きの認識処理をウェブに送信せずにアプリに組み込まれた機能を使って文字を認識するオフラインバージョンよりも、「通常は正確な結果になる」という。
Google Handwriting Inputは、「Google Play」から無料でダウンロードできる。アプリを動作させるには「Android 4.0.3」以降が必要だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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