Appleは4月14日、Final Cut Pro X、Motion、Compressorの3つの映像アプリケーションをアップデートしたと発表した。モーショングラフィックスの新機能やビデオの編集、エンコーディング、配信を迅速に行なうための主要な機能を強化している。
Final Cut Pro 10.2、Motion 5.2、Compressor 4.2は、同日よりMac App Storeを通じて発売されている。新規購入の場合にはそれぞれ3万4800円、6000円、6000円。既存ユーザーには無償アップデートとして提供される。
Final Cut Pro 10.2は、新たに3Dタイトル機能、カラーグレーディングと各種エフェクトで利用できる進化したマスキング機能、多くのカメラフォーマットの標準サポートに加え、GPUアクセラレーションを利用したRED RAW処理機能を備えた。
Motion 5.2では、カスタム素材および環境を作成し、それをFinal Cut Pro Xにその場で公開する機能を備え、3Dタイトル作成機能をさらに拡張している。Compressor 4.2は、作成した映像をiTunes Storeでの販売向けに簡単にパッケージングできる。
また、Compressor 4.2は、映像作品をiTunes Storeでの販売用に仕上げるのがより簡単になっている。ムービー(本編)、トレーラー(予告編)、クローズドキャプション(字幕データ入り)などを選ぶだけで、Compressorが適切なiTunes Storeパッケージを作成し、これをiTunes配信パートナーに納品するとiTunes Storeで販売できる。また、新しいCompressorでは「Compressorに送る」利用時の高速なGPUレンダリングや、マルチパスのH.264エンコーディング時のハードウェアアクセラレーション(互換システムのみ)など、各種のエンコーディング作業についても性能が向上したとしている。
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