MicrosoftがKurt DelBene氏を再雇用し、コーポーレートストラテジおよびプランニング担当の新エグゼクティブバイスプレジデントに指名した。同氏は、最高経営責任者(CEO)Satya Nadella氏の直属となる。
同時に、つい先日まで最高戦略責任者を務めたMark Penn氏がエグゼクティブバイスプレジデント兼「最高インサイト責任者」という新しい役職に指名された。Microsoftのウェブサイトによると、Penn氏は同役職で、「Microsoftの製品、価値提案、投資にわたる中核的な問題」への取り組みを担当するという。
2013年の退職当時、Microsoft在籍20年のベテラン社員だったDelBene氏は、同社のOffice部門担当プレジデントを務めていた。Microsoftを退職後、DelBene氏は米国保健福祉省長官の上級顧問に起用され、米医療保険サイト「Healthcare.gov」を改良する任務にあたった。DelBene氏は同職を退いた後、2014年9月にMadrona Venture Groupに入社し、太平洋岸北西部のテクノロジ新興企業への出資と助言に注力した。
4月中にMicrosoftに再入社するDelBene氏は、SLTとして知られるNadella氏直属の諮問グループに加わる予定だ。また、既に終了したとみられる「Scroogled」キャンペーンの仕掛け人であったPenn氏も、SLTのメンバーに残る。
DelBene氏の新たな任務は、クロスエンジニアリングおよびクロスビジネスの戦略を統括することになり、同氏の起用を発表したMicrosoftの4月13日付のプレスリリースには、「製品とエンジニアリングの枠を超えたさまざまな機会を重視する」と記されている。
DelBene氏は、新たな出資を特定することや、Nadella氏の「戦略的イニシアチブ」の支援に注力する予定だ。
Microsoftの企業出資および買収戦略に取り組んできたJeff Teper氏が、DelBene氏の直属となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」