韓国のLG電子は現地時間4月8日、15の国と地域から選ばれた4000人に対し、スマートフォン「LG G4」を正式発売の数週間前から貸し出す「お試し」プログラムを開始すると発表した。LGによれば、このプログラムの目的は、基本的な速度テストやベンチマークに限らず、ユーザーにこの「Android」端末を自ら体験してもらうことだという。
「お客様は当社の最大のファンであり、このプログラムは、当社にとって2015年で最も重要なモバイル製品について、広く一般のみなさんに親しんでもらうための楽しくてユニークな方法になると考えている」と、LGのモバイル部門最高経営責任者(CEO)を務めるJuno Cho氏は声明の中で述べている。
LGが3月末にメディアに送った招待状によれば、同社の次期スマートフォン端末であるG4は4月28日に発売される。G4は現在の主力端末である「LG G3」の後継機種となる。LGは2014年第3四半期にスマートフォンの記録的な販売実績を達成し、北米では同社史上最も高い市場シェアの獲得に成功したが、G3はこれらの成果に貢献した。しかし2015年に入り、LGはAppleの「iPhone 6」やサムスンの次期製品「Galaxy S6」と戦うという、より困難な課題に直面している。
このお試しプログラムは、T-Mobile USAが2014年に行ったプロモーションと似ている。T-Mobileの場合は、「iPhone 5s」をユーザーに貸し出してT-Mobileの無線通信サービスを試してもらうというものだった。T-Mobileの場合は、すでに発売されていたスマートフォンを提供して自社の無線通信サービスを販売することが狙いだったが、LGの場合は、発売前のスマートフォンへの注目をさらに高めることを目指している。
このプログラムは8日に韓国で開始されたほか、近日中にブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、インド、インドネシア、日本、メキシコ、シンガポール、トルコ、英国、および米国で開始される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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