Squareは米国時間4月8日、高級品市場向けのフードデリバリーサービス「Caviar Fastbite」の提供を開始したことを発表した。Caviar Fastbiteは、お腹を空かせたサンフランシスコ市民に、キュレートされた美味しい食事を最短10分で届けるとうたっている。
このサービスは2件の企業買収の結果として実現した。Squareが2014年夏に買収したフードデリバリーサービスCaviar、そして、迅速な宅配と手ごろな価格の食事に注力する同様のフードデリバリーサービスFastbiteだ。
SquareがFastbiteを買収した正確な時期は不明だが、かなり最近のことのようだ。Fastbiteは8日、公式ウェブサイト上に告知を掲載し、Squareに買収されたことを認めた。一方、Squareはそれと同時にCaviar Fastbiteの提供開始を発表した。
Squareのフードデリバリー分野への参入は、表面上は奇妙に思えるかもしれないが、同社の全体的な戦略を示唆するものでもある。Squareは、象徴的な決済用ドングルの提供を開始し、「Register」ソフトウェアとそれに接続する多くのサービスを公開してから、大いに進歩した。同社は先頃、電子メールマーケティングと顧客管理の分野にも進出している。
Squareの大半の機能は一般的な意味での中小規模企業(SMB)をターゲットにしているが、Caviar Fastbiteは、先頃公開されたまとめ払い機能とともに、レストランのオーナーだけを対象にしており、Squareプラットフォームを利用するレストランを増やすのに貢献するかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」