サイバーエージェントは4月3日、コーポレートと「Ameba」のブランドロゴを12年ぶりに一新した。同日から順次使用を開始する。デザイナーのNIGO(ニゴー)氏を総合クリエイティブディレクターに迎えて作成した。
「CyberのCに、AgentのAが溶け込むロゴ。AはCから離れるとAmebaのAとなり、キャラクターの『abema(アベマ)くん』に変わります。緑色は継承しつつも、犬? 熊? いったいこの生物は何んなのか? 見れば見るほどハマっていく、掴めないニュートラルなキャラクター、『abema』です」(NIGO氏)。
abemaは、サイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資により4月中に設立予定の新会社AbemaTV(アベマティーヴィー)が手掛ける定額制動画配信プラットフォームの名称だ。サイバーエージェントは現在、主力事業であるAmeba事業、インターネット広告事業、ゲーム事業に第4の柱を加えるべく、動画や音楽といったエンターテインメント事業を強化している。最近では、前述のテレビ朝日との共同出資による新会社設立の基本合意を発表したり、音楽アーティストに特化した動画配信事業会社を新設したりしている。
ブランドロゴの一新は、そうした背景の中でクリエイティブに注力する意思表明をする意味合いがある。同社代表取締役社長の藤田晋氏は「スマートフォンが普及したことにより、インターネットの歴史上初めて、クリエイティブの質が競争力になる時代になっています。クリエイティブに注力をする意思表明として、またベンチャー企業として常に前進する姿勢を見せるため、サイバーエージェントも『Ameba』も、新しい挑戦を続けます」とコメントしている。
なお藤田氏は2015年9月期第1四半期の決算説明会で、4月頭に会社のロゴ、Amebaのロゴを一新することを明かし、「古いイメージを引きずらず、全く新しいサービスとしてブランドを構築していく」と語っていた。
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