サイバーエージェント、新入社員のみの新会社を設立--動画関連事業を強化

井指啓吾 (編集部)2015年04月03日 11時33分

 サイバーエージェントは4月3日、100%出資の動画配信事業会社「株式会社Uniface(ユニフェイス)」を設立したと発表した。音楽アーティストやミュージシャンに特化したスマートフォン向け配信サービスを展開する。

 資本金は3500万円。代表取締役社長に就任した宇野想一郎氏と同社社員3人は2015年度新入社員で、4月1日の入社と同時に会社を設立したという。

 サイバーエージェントは、主力事業であるAmeba事業、インターネット広告事業、ゲーム事業に第4の柱を加えるべく、エンターテインメント領域を強化してきた。動画関連事業ではこれまで、ライブ動画配信スタジオ事業のアメスタ、動画制作/PR事業の渋谷クリップクリエイト、動画キュレーションサービス事業のSanrenp、ライブ動画配信サービス事業のタクスタ、動画広告代理事業のCyberBullを含めた計6社を設立。さらに3月31日には、テレビ朝日との共同出資による新会社2社設立の基本合意を発表した。

 同社は若手を主要ポストに採用することに積極的だ。2011年には、翌年4月入社予定だった内定者を、新設した子会社の代表取締役社長や取締役に据えた。また最近では、バイラルメディアの運営などを手掛けるWAVESTの代表取締役社長に当時新入社員だった松村淳平氏を任命。松村氏のブログエントリ「会社は学校じゃねぇんだよ」は、サイバーエージェントの社内文化などを表すものとして業界内外で話題となっていた。

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